ハロアルブログ

ハロアルブログへようこそ! このブログでは私の歯科医師としての立場から歯の大切さと、私が行っているフィリピンへの医療活動を通して、日々社会について感じたことを綴っていきたいと思っています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

心の持ち方

「皆さんは幸せですか?」と聞かれたときどう答えるでしょうか。

 胸を張って幸福だと答えられる人は少ないでしょうね。

 何不自由なく暮らしているのに幸せを感じていないのですから確かに不幸です。

 何不自由でなくても多少我慢すればよいのなら本当は幸せなのです。

 病気になって御覧なさい。何も出来なくなるのですよ。

 そうしたら動けるだけで幸せだと思うはずです。

 望み始めたらきりがありません。今あることを幸せだと思えることが一番いいのです。

病気をしないで美味しいご飯が食べられたらいいじゃないですか。

それで楽しい人生が送れたらそれが一番幸せなのです。

その食を断たれることがあればどんなに有能な人でもそこで“生命”が絶たれてしまいます。これが人間の宿命です。

その大切な営みを支配するのが“口”の役割です。

口の中には“歯”があります。歯がなければ“食する”ことが出来ません。

いま、世界には65億人の人が生きています。ところがこの中には経済的な理由から“食する”ことが出来ずに命を絶たれてしまう気の毒な人たちが相当数います。

餓死で亡くなる子供が20秒に1人、一年間には1000万人以上が死んでいくというデータもあります。

一日、一ドル以下で生活をしている極貧層の人たちがなんと13億人います。この人たちはいつも“食する”ことで死と直面している気の毒な人たちです。

また、世界には自分たちの勝手な論理で生きている人たちがいるために、“食せない”人たちよりもっと気の毒な人たちがいます。

そこでは常に戦いが起こり、尊い命が奪われているからです。

私たち日本人は世界一豊かな国に住んでいますがそのことをどれほどの人が幸福だと感じているのでしょうか・・・・。

スポンサーサイト

高齢者の口の中

今日、施設に入所している高齢者の「歯が取れた」ということで往診してきました。

若い人と違って高齢者は反応が鈍くなるせいか、口の中が汚れている人が多いですね。今日の高齢者もそうでした。

よく施設には”特有の臭い”があるといわれますがじつはこの”口臭”が原因です。

私たちの我慢できない臭いの一つに腐敗臭があります。魚の腐った臭いや下水道の臭いがその代表です。

口臭はそれよりもっと強烈な臭いを出すことがあります。しかしその臭いから逃れられないわけではありません。

病気の時、高熱を出している時、ハミガキをしない時には臭いがきつくなります。

高齢者はそのいずれにも当てはまってしまいます。

ですから本人だけでなく、周りの人も面倒くさがらずに根気よくハミガキをしてあげることが大切です。

代謝力、回復力、抵抗力が劣ってくる高齢者にとって歯と歯肉を磨く、歯肉ミガキは他のどんなリハビリより効果が上がりやすいといえます。

そして豊かな老齢期を楽しく過ごすために、生活の質を高めるためにもきれいな口でいることはとても大きな意味を持っています。


デンマークの福祉

デンマークに10年来、交流している歯科医がいます。

Nis先生といいますが、もしキリストが生きていたら彼がその人ではないかと思うぐらいやさしく、穏やかな声と語り口、笑顔がまた素晴らしい先生です。

今回も先生の治療室を訪問して治療を見てきましたがともかくやさしい振る舞いに癒されてきました。

そこの患者さんにも驚かされました。

とても綺麗に歯磨きが出来ているのです。当院の患者さんのハミガキも素晴らしいですがNis先生の患者さんと比較すると多少負ける人がいるかなと思うほどでした。

彼がどうしてハミガキを徹底してもらっているのか訪ねると、「自分の歯に勝るものはないので悪くしてもらいたくないからだ」といっていました。

その通りです。

当院が磨き指導をくどいほどさせてもらっているのは患者さんの歯を悪くしてもらいたくないからです。

それが素直に通じないのは私にまだNis先生のようなオーラがないからだと思います。

これからも一身かけて皆さんのためにハミガキ指導に邁進して行きたいと思いました。

その方法ですが”白い歯”とその”歯を支えている歯肉”を一緒に磨く”歯肉磨き”がいいのですよ。

デンマークの福祉

今、デンマークから帰ってきました。

1990年からずっと行っていますのでもう17回以上ということになります。

けれどもいつ行っても新鮮で、感動させられることばかりです。

それは日本の”木の文化”のようにいつでも壊したり、作り変えることが出来ない”石の文化”だからと思います。

何かことをする前に十分検討し、みんなの意見を聞いてから始めますから物事がとても合理的で無駄がありません。

けれども全てが上手くいくわけではありません。そのときはすぐにもとに戻すか、やり直します。

こうしたやりかたを見ていると、物事に対する対応が大人だなと感じます。

日本では前例が無いとか、ああでもない、こうでもないといって、やり直さないケースが多いですよね・・・・。

問題が生じている時は困っている人がいるということです。

それなのに前例だとか、何だとか、言い訳を優先してしまうと、困っている人は更に困ってしまいます。

子供の失敗や喧嘩ではないのですから、一刻も早く、自分の面子など考えないで、善処できるような大人になりたいものです。

このほかにもデンマークのよさについて、私たちの生活と比較しながら紹介していきたいと思います。

やまさん 1

やまさんは今年101歳いになります。どう見ても百歳を超えているようには見えないほど、元気です。

そのやまさんの治療をすることになりました。

上の歯は具合よく使っていましたが下は全く使っていません。

噛めないわけでもなく、やわらかいものなら何とか食べられたのでそれでいいと思っていたようです。

家族もやまさんが元気なので特に歯医者に行かなければならないとは考えなかったのでしょう。

ある日、当院に通っている人がやまさんに「歯医者に行かなくても往診してくれるから御代田町の林歯科に頼んだら」と、話してくれたことから私に連絡があり、往診が始まりました。

はじめてやまさんに会ったとき、あの有名なきんさんかと思うほどきんさんによく似ていて驚きました。笑顔のとてもかわいらしい素敵なおばあちゃんです。

診察をすると上の歯は使っていましたがゆるくなっていました。使い慣れていたのであまり気にかからなかったのだと思います。

そこで上の歯の裏打ちをしました。それから下の歯の形をとり、上下の咬みあわせを取りました。

その間、話が出来る時はいろいろ話しましたが全く年を感じられない聡明で、しかも反応がものすごくいいのです。

その日はそれで治療を終わり、次回までに下の歯を作ることを伝えて帰りました。

こういう高齢者の治療は誰のものより優先的にすることにしています。

だって、一番、星の国に近い人なのですから、いつ旅立ちの日が来るのかわからないからです。

次にあったとき、下の入れ歯を入れました。今まで入れていなかったのですから不快なことがあってもおかしく無いのに、”案ずるより生むがやし”とはこのことかと思うほどでした。

不思議ですがこういうときは自分が思っているよりはるかにいい結果になることが多いのです。きっと神様の後押しがあるのだと思います。

人のために尽くすことがどれだけ大きな力になるかということではないでしょうか。

今回は長くなりますので山さんのその後は次回を楽しみにして下さい。

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。