ハロアルブログ

ハロアルブログへようこそ! このブログでは私の歯科医師としての立場から歯の大切さと、私が行っているフィリピンへの医療活動を通して、日々社会について感じたことを綴っていきたいと思っています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

少子化時代

今日のテレビで高市早苗少子化大臣が若者のマナーについて話していました。

「電車で子供を抱いた婦人が来ても席を譲らない若者がいる。これからの社会はこういうことでは困る。」と、いう内容でした。

本当にそうです。弱い立場の人がいたらみんなで協力しましょう。そういう社会がいいのです。そういう社会が実現すれば、強い人にとってはさらに都合がいいに決まっています。

ところが現実の社会はそうではありません。しかもいまの社会があまりいい社会でないとみんなが思っています。

こういうときだからこそ、上に立つ人たちがいいことを率先してやることが大切なのではないでしょうか。

時たま、高市大臣の見た、あるいは知ったその事例の青年は席を譲らなかったかもしれません。

しかしその青年が一日の仕事を終え、満員電車に乗ってようやく座ることが出来たとしたらどうでしょうか。

その若者に席を譲れと言うのは酷です。

その理論は私たちのレベルでいいと思います。大臣はもう少し上のところで発言して欲しいと思ってしまいました。

今、国民は政治家や公務員に大きな不信感を抱いています。

年金、天下り、汚職、官製談合、どれもこれも大きな不祥事です。

国民だって責めてばかりはいられません。さまざまな問題や事件を起こしています。

どちらもどちらというのでは問題はよくなりません。

お互いに姿勢を正し、誰から見られても恥ずかしくない生き方をすることが世直しの第一歩になるのではないでしょうか。
スポンサーサイト

心の持ち方

「皆さんは幸せですか?」と聞かれたときどう答えるでしょうか。

 胸を張って幸福だと答えられる人は少ないでしょうね。

 何不自由なく暮らしているのに幸せを感じていないのですから確かに不幸です。

 何不自由でなくても多少我慢すればよいのなら本当は幸せなのです。

 病気になって御覧なさい。何も出来なくなるのですよ。

 そうしたら動けるだけで幸せだと思うはずです。

 望み始めたらきりがありません。今あることを幸せだと思えることが一番いいのです。

病気をしないで美味しいご飯が食べられたらいいじゃないですか。

それで楽しい人生が送れたらそれが一番幸せなのです。

その食を断たれることがあればどんなに有能な人でもそこで“生命”が絶たれてしまいます。これが人間の宿命です。

その大切な営みを支配するのが“口”の役割です。

口の中には“歯”があります。歯がなければ“食する”ことが出来ません。

いま、世界には65億人の人が生きています。ところがこの中には経済的な理由から“食する”ことが出来ずに命を絶たれてしまう気の毒な人たちが相当数います。

餓死で亡くなる子供が20秒に1人、一年間には1000万人以上が死んでいくというデータもあります。

一日、一ドル以下で生活をしている極貧層の人たちがなんと13億人います。この人たちはいつも“食する”ことで死と直面している気の毒な人たちです。

また、世界には自分たちの勝手な論理で生きている人たちがいるために、“食せない”人たちよりもっと気の毒な人たちがいます。

そこでは常に戦いが起こり、尊い命が奪われているからです。

私たち日本人は世界一豊かな国に住んでいますがそのことをどれほどの人が幸福だと感じているのでしょうか・・・・。

周りの景色がいやに綺麗に見えることがありませんか・・・・。

やっていることがいやに大変に思うことがありませんか・・・・。

いつもの自分なのに何時も通りに感じられないことがあることが不思議です。

どうしてなのでしょうか・・・・。

何時も通りの朝を迎えたのに夕方には全く違う夕方を迎え、惨めになっている自分に気が付いたことありませんか・・・・。

グレーな朝だったのにいやにハイになった一日を過ごしたことはありませんか・・・・。

何時もこのシーソーに揺られてしまいます。

心の動きがあるからです。

自分ではどうしようもない心の動き・・・・。

何時ものように出来ることへ感謝しましょう。

何時ものように出来なかったらどんなに不幸せでしょう。

何時ものこと以上に努力をしていますか。

努力もしないで何時もよりよくなることってあるのでしょうか。

いつも通りって本当は幸せなのです。そしてコツコツやることです。

グレーでいることに感謝です。

もっと真っ暗だったらどうですか。

今あることに感謝で行きましょう。それが本当は幸せなのです。

そう感じられないのは心に霞がかかっているからではないでしょうか。

ハロアル・フィリピン医療ボランティア

 5月19日(土)第6回フィリピン医療ボランティアの報告会を佐久市内の佐久勤労者福祉センターで開催しました。
 
 好天気にも恵まれ、会場に来てくれたのは419名でした。
 
 昨年320名だったことからすると参加してくれた人は飛躍的に多くなり、開催者の一人としてとてもうれしく思いました。
 
 この活動はフィリピンの恵まれない人達に歯科医療と物資の提供をしているものです。
 
 日本では余りある生活用品がありますが、フィリピンの恵まれない人達の中には、着のみ着のまま、その日の食にありつけない人も少なくありません。

 中には病気になっても治療してもらうお金が無いため、痛みや苦痛のあまり尊い生命を失ってしまう人もいるほどです。その人達を対象に歯科治療と予防のためのブラッシング指導をしています。

 今回の活動は2006年12月にフィリピン ルソン島の中部にある小さな村、ナギャントック村で歯科治療とクリスマスプレゼントをしたときのものです。
 
 ここに住んでいる子供達は生活苦のために生まれてから一度もクリスマスプレゼントをもらったことがない人達ばかりです。
 
 当院の患者さんに呼びかけ、使わなくなった“ぬいぐるみ”を提供してもらい、この“ぬいぐるみ”を届けました。

 歯科治療は保存できる歯は治療し、大きなむし歯で痛い歯だけ抜く治療をしました。

 歯を悪くしないためにハミガキ指導をしましたが、ここで使用したハブラシも患者さん達から提供してもらったもので今回はなんと13万本も集まりました。

 しかし、フィリピンの恵まれない人達は1000万人以上はいますので、これではまだまだ焼け石に水です。

これからも沢山の皆さんの協力が必要です。どうかよろしくお願いします。

 こういう活動の報告会でした。

 参加者は異口同音にかわいそうだ、私も協力したいと言ってくれました。これからがとても楽しみです。

高齢者の口の中

今日、施設に入所している高齢者の「歯が取れた」ということで往診してきました。

若い人と違って高齢者は反応が鈍くなるせいか、口の中が汚れている人が多いですね。今日の高齢者もそうでした。

よく施設には”特有の臭い”があるといわれますがじつはこの”口臭”が原因です。

私たちの我慢できない臭いの一つに腐敗臭があります。魚の腐った臭いや下水道の臭いがその代表です。

口臭はそれよりもっと強烈な臭いを出すことがあります。しかしその臭いから逃れられないわけではありません。

病気の時、高熱を出している時、ハミガキをしない時には臭いがきつくなります。

高齢者はそのいずれにも当てはまってしまいます。

ですから本人だけでなく、周りの人も面倒くさがらずに根気よくハミガキをしてあげることが大切です。

代謝力、回復力、抵抗力が劣ってくる高齢者にとって歯と歯肉を磨く、歯肉ミガキは他のどんなリハビリより効果が上がりやすいといえます。

そして豊かな老齢期を楽しく過ごすために、生活の質を高めるためにもきれいな口でいることはとても大きな意味を持っています。


デンマークの福祉

デンマークに10年来、交流している歯科医がいます。

Nis先生といいますが、もしキリストが生きていたら彼がその人ではないかと思うぐらいやさしく、穏やかな声と語り口、笑顔がまた素晴らしい先生です。

今回も先生の治療室を訪問して治療を見てきましたがともかくやさしい振る舞いに癒されてきました。

そこの患者さんにも驚かされました。

とても綺麗に歯磨きが出来ているのです。当院の患者さんのハミガキも素晴らしいですがNis先生の患者さんと比較すると多少負ける人がいるかなと思うほどでした。

彼がどうしてハミガキを徹底してもらっているのか訪ねると、「自分の歯に勝るものはないので悪くしてもらいたくないからだ」といっていました。

その通りです。

当院が磨き指導をくどいほどさせてもらっているのは患者さんの歯を悪くしてもらいたくないからです。

それが素直に通じないのは私にまだNis先生のようなオーラがないからだと思います。

これからも一身かけて皆さんのためにハミガキ指導に邁進して行きたいと思いました。

その方法ですが”白い歯”とその”歯を支えている歯肉”を一緒に磨く”歯肉磨き”がいいのですよ。

デンマークの福祉

今、デンマークから帰ってきました。

1990年からずっと行っていますのでもう17回以上ということになります。

けれどもいつ行っても新鮮で、感動させられることばかりです。

それは日本の”木の文化”のようにいつでも壊したり、作り変えることが出来ない”石の文化”だからと思います。

何かことをする前に十分検討し、みんなの意見を聞いてから始めますから物事がとても合理的で無駄がありません。

けれども全てが上手くいくわけではありません。そのときはすぐにもとに戻すか、やり直します。

こうしたやりかたを見ていると、物事に対する対応が大人だなと感じます。

日本では前例が無いとか、ああでもない、こうでもないといって、やり直さないケースが多いですよね・・・・。

問題が生じている時は困っている人がいるということです。

それなのに前例だとか、何だとか、言い訳を優先してしまうと、困っている人は更に困ってしまいます。

子供の失敗や喧嘩ではないのですから、一刻も早く、自分の面子など考えないで、善処できるような大人になりたいものです。

このほかにもデンマークのよさについて、私たちの生活と比較しながら紹介していきたいと思います。

ハローアルソン出演

昨日(5月4日)レインボータウンfmの”ハローアルソン”という番組に出演させてもらいました。

1時間の生番組でしたのでとても楽しかったですよ。

番組は毎週金曜日、夜9時から1時間です。

インターネットで聞けますので皆さんも是非聞いて下さい。

wwww.792fm.comを開きますとレインボータウンFM大江戸放送局が出ますからそこをクリックするとアフロヘアーの歌手が出てきます。そこのいるぐちというところをクリックすると番組に到着します。

この番組は群馬県の吉井歯科診療所の祐介院長が持っている番組です。

その祐介先生が4年前に”フィリピン医療ボランティア”に参加した時、10歳になったばかりのアルソン君の前歯4本w抜いた時のショックからもう二度と子供たちの歯を抜きたくないという思いでこの番組をスタートさせたそうです。

ところがフィリピンでは生活することが精一杯で歯を磨く歯ブラシを買えない人がとても多いのです。

歯を悪くさせないために歯ブラシがどうしても必要です。そこで皆さんに呼びかけて歯ブラシを集めようという活動をはじめました。

その合言葉が”ハロアル”です。

活動は”ハローアルソン”ですがそのときの掛け声や、あいさつは”ハロアル”といいいます。

そんなわけで、この番組を通してフィリピンの恵まれない人達に歯ブラシを集めていますので皆さんも協力して下さい。

今回の出演した内容は後日掲載します。

やまさん2

“長生き”は私達の夢です。それでは長生きは私達に幸福を与えてくれるのでしょうか・・・・。
 私は歯医者ですが、今から20年前に“歯の往診”を始めました。

 当時、日本中には、私のような歯医者はほんの数名しかいませんでした。私が往診を始めたのはそれまで元気で通院していた高齢者が脳梗塞で倒れ、入院したことがきっかけでした。

 その病院にも歯医者がいましたが、「どうしても私に診てもらいたい」と言っているということでその病院から連絡があって、診ることになりました。

 その往診で2つのことを教えてもらいました。
 一つは患者さんにそこまで信頼される私になっていたことをとても嬉しく思ったことです。そしてこの関係が“かかりつけ歯科医”なのです。

 もう一つは病院と歯科医が密接な関係を持つことが大切だということです。

 その経験を通して患者さんが歯科医院内で見せる顔とそれ以外で見せる顔の違いの大きさも味わいました。

 この経験は私に心から患者さんを思わないと、あるいは尽くさないと患者さんは満足できないことを教えてくれました。これが“医は仁術”ということになるのだと思います。

 私は往診を“歯医者の出前”だと思っています。ですから全く苦になりません。通院できる人は診療所に来てもらえばいいし、来られなくなったら動ける私が往診すればいいというだけです。治療は診療所も往診先も一緒です。できることを誠心誠意やればいいということです。

 そうして今回は101歳のやまさんを診ているのですが、わたしはいつも“笑顔”で話しかけられるように心がけています。私の未熟なところはまだ努力しなければ明るい笑顔をしていられないことです。

 ところがやまさんは心の底からあふれ出すような笑顔です。60歳をとうに過ぎた私ですが、やまさんの前では「まだまだだなー」と思わないわけにいきません。

 そういうやまさんですから、100歳を越しても元気でいられるのだと思います。やまさんのような“長生き”なら本当に幸福だと思います。

 実際にはやまさんのような人より、多くの病気を持った人のほうがはるかに多いようです。時には早く星の国に行ったほうが幸福なのではないかと思えるような人に会います。
“長生き”をしたためむしろ不幸だったり、周囲の人を苦しめている人もいるように感じられます。

 やまさんがこうした幸福の薄い高齢者の多い中で、いつも笑顔で楽しそうなのはやまさんの今まで通った道のりにあるように思います。やまさんはとても“徳の高い人”なのです。

 やまさんの下顎の歯はとてもうまく入りました。いろいろ調整をしないのに不思議なくらいうまく入ったと思います。やまさんは治療中ずっと笑顔で、治療そのものを楽しんでいるのです。治療する私も楽しくなってしまうほどでした。

逆に時間をかけて、調整をしても全くうまくいかない人もいます。このタイプの人は、何をしても不平や不満だらけの人に多いようです。こういう時私は平常心でやろうとしますが、どうも逆になってしまいます。

 やまさんは笑顔の中で私に“生き方”を教えてくれます。不思議なことに“笑顔”は言葉を出さないのに私を悟してくれる力を持っているのです。
 
うまく噛めるようになったやまさんはこれまた素晴らしい笑顔でお嫁さんの作ってくれた薄切りのキュウリとキャベツの浅漬けをシャキシャキと音を立てて食べました。
「これでまた“長生き”したくなった」と言うのです。

 私はやまさんが“長生き”の意味とその時の“楽しみ”を教えてくれているように感じました。

そしてやまさんような高徳な人の診療をさせてもらえる歯医者になれたことをとても嬉しく、私にとってかけがえのない財産だと思います。

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。