「電車で子供を抱いた婦人が来ても席を譲らない若者がいる。これからの社会はこういうことでは困る。」と、いう内容でした。
本当にそうです。弱い立場の人がいたらみんなで協力しましょう。そういう社会がいいのです。そういう社会が実現すれば、強い人にとってはさらに都合がいいに決まっています。
ところが現実の社会はそうではありません。しかもいまの社会があまりいい社会でないとみんなが思っています。
こういうときだからこそ、上に立つ人たちがいいことを率先してやることが大切なのではないでしょうか。
時たま、高市大臣の見た、あるいは知ったその事例の青年は席を譲らなかったかもしれません。
しかしその青年が一日の仕事を終え、満員電車に乗ってようやく座ることが出来たとしたらどうでしょうか。
その若者に席を譲れと言うのは酷です。
その理論は私たちのレベルでいいと思います。大臣はもう少し上のところで発言して欲しいと思ってしまいました。
今、国民は政治家や公務員に大きな不信感を抱いています。
年金、天下り、汚職、官製談合、どれもこれも大きな不祥事です。
国民だって責めてばかりはいられません。さまざまな問題や事件を起こしています。
どちらもどちらというのでは問題はよくなりません。
お互いに姿勢を正し、誰から見られても恥ずかしくない生き方をすることが世直しの第一歩になるのではないでしょうか。