「ボランティアをしていると不思議な力がありますね。自分で思っていないようないいことやとてもそんなこと出来ないのではないかと思っていたことが出来てしまい、不思議を感じることがある」というのです。
私も同じような経験をして不思議を感じました。
どんなボランティアに参加した時でも経験がないのにいい結果が出る不思議、ボランティアを通して自分自身を素直に見返ることの出来る不思議、普段なら自分が話しても耳を傾けてもらえることが少ないのにそのボランティアのことを話すときはみんながよく聞いてくれる不思議・・・・などです。
おそらくボランティアというのは誰にでもそういう不思議な力を発揮してくれるのではないでしょうか。
ですから、沢山の人たちにボランティアを経験して欲しいと思います。
ボランティアは難しいことは全くありません。
「困った人の手助けをすること」ですから出来ることを、自分の出来るだけ、協力をすればよいのです。
ここからが実はとっても重要なことです。
この経験を周りの人に話してください。
そうすることでこの活動が広がりを見せるはずです。
また、その時、決して自慢げに話さないで欲しいと思います。そんなことでせっかく協力しようと思う人の気持ちをくじいて欲しくないからです。
また、人に話すことによって、そのときは自分では良かれと思ってやったことでも人に話してみると、もっと違うことをしたほうがよいことに気付くことがあります。
それを次の機会に活用すればよいと思います。
よしんばあまりやってはいけないことをしてしまったとしても、それはそれでその時はベストだと信じてやったのですから仕方ありません。
そんなときでも不思議なことにたいした問題にならないですむはずです。
それがボランティアのよいところです。
もうひとつボランティアは優しさや素直さを取り戻してくれる不思議な魅力を持っています。
そういう面を重視して学校教育で、社会貢献と人間らしさや優しさを育成するためにボランティアを授業の一環に取り入れているのではないのでしょうか・・・・。